英国で年に一度戦没者を追悼する式典「リメンバランス・サンデー」が執り行われ、キャサリン妃(38)をはじめとする王室メンバーが出席した。今年は例年とは異なり、エリザベス女王、キャサリン妃、カミラ夫人が外務・英連邦・開発省ビルのバルコニーに立ち、慰霊碑に花輪を献上するチャールズ皇太子とウィリアム王子の様子を見守る形で行われた。
現地時間8日、戦没者追悼式典「リメンバランス・サンデー」が、ロンドンの戦没者記念碑“セノタフ(The Cenotaph)”前で執り行われた。第一次世界大戦が終結した1918年11月11日の翌年、当時の英国王ジョージ5世が11月11日を戦死者へ黙とうを捧げる記念日「リメンバランス・デー」として創立、この日に最も近い日曜日を「リメンバランス・サンデー」と呼び、慰霊碑(セノタフ)の前で追悼式典が行われるようになった。
毎年の式典では、エリザベス女王をはじめとする王室メンバーが慰霊碑に花輪を捧げるが、今年はパンデミックの影響により例年とは異なる形式で執り行われた。
感染拡大が深刻なイングランド地方は、5日から2度目のロックダウンに入っている。そのため今年の式典にはセノタフ前に王室メンバーや政治家、少人数の退役軍人らが出席して、ソーシャルディスタンスを保ちながらこぢんまりとした花輪献上儀式が行われた。
慰霊碑前でチャールズ皇太子とウィリアム王子、アン王女、エドワード王子らが花輪を捧げる間、エリザベス女王とカミラ夫人、キャサリン妃が外務・英連邦・開発省ビルのバルコニーに立ち、その姿を見守った。
エリザベス女王は昨年、カミラ夫人やキャサリン妃と同じバルコニーに立ったが、