イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】マライア・キャリー、回顧録がベストセラー1位の快挙! 息子がイジメを受けた事実も激白

「私達は今、そんな世界に生きているのよ。」
「まるで常軌を逸しているわ。」

と嘆いた。

マライアはさらに白人の母親と黒人の父親のもとに生まれた境遇から、幼少期より辛い経験を繰り返した自身の過去にも言及。マライアの父親が黒人とは知らずにいた友人が、彼に初めて会った際に怖がって号泣した、というエピソードを披露した。マライアにとってはゴージャスで長身、まるで映画スターのような父親の見た目が、白人の友人にとっては恐怖の対象としてしか映らなかった事実は、その後のマライアの人生に大きな影響を及ぼしたことを明かしたのであった。

回顧録の中でも自身が受けた差別について語っているマライアだが、そんな自著をモロッカンくんや娘モンローちゃん(9)にも読んで聞かせているそうで、仲間外れにされたり、“Nワード”(nigger:黒人に対する差別的言葉)を浴びせられた過去をあえて明かすことで、子供達が人種差別に対しより深い知識と理解、対処法を持てれば―と希望を明かしている。

回顧録『The Meaning of Mariah Carey』出版を子供達とお祝いしたマライア(画像は『Mariah Carey 2020年10月1日付Instagram「It's been a long road.」』のスクリーンショット)

『The Meaning of Mariah Carey』リリース時のオープンレターのなかでマライアは、

「回顧録の執筆は辛く屈辱的なプロセスであったと同時に、心の傷が癒される体験でもありました。この本を通じて、私という人間をより深く知ってもらうだけでなく、ヒューマンスピリットが持つ本来の“レジリエンス”(立ち直る力)についても皆さんがより理解を深めてくださることを、心から願っています。」

と綴っていたが、自身の体験した差別を赤裸々に綴った同著は、黒人に対する暴力や社会全体に広がる人種差別の根絶を訴える“Black Lives Matter”ムーブメントをより深く理解する上でも、非常に役に立つ1冊となることだろう。

画像は『Mariah Carey 2020年9月29日付Instagram「Butterflies in my stomach but pride in my heart.」、2020年10月8日付Instagram「Wow. I’m stunned, humbled and so grateful.」、2020年10月1日付Instagram「It’s been a long road.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

腕を組みポーズをとるモロッカンくん(左)(画像は『Mariah Carey 2020年10月1日付Instagram「It's been a long road.」』のスクリーンショット)

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