絶滅危惧種殺害の罪で有罪となれば終身刑、もしくは約5億7000万円(540万ドル)の罰金が科せられるという。
UWAのバシール・ハンギさん(Bashir Hangi)は『BBC News』の取材に対し、「ラフィキの死によって群れは不安定になっている、このまま群れが解散する可能性もある」「今は群れの統率がとれていない状態だ、他のシルバーバックに群れを乗っ取られることもあり得る」と語っている。そうなった場合、群れは人間との接触を避けるようになるため、UWAの観光収入を支えてきたラフィキの死は「大打撃だ」と明かす。
マウンテンゴリラは、国際自然保護連合(IUCN)の絶滅危惧種リストにて最も絶滅の危険が高い「絶滅危惧1A類」に長らく指定されていたが、熱心な保護活動や密猟パトロールなどの結果、2018年に危険度ランクが1つ下げられ「絶滅危惧1B類」に指定されていた。
なおウガンダでは、象牙やサイの角、センザンコウの鱗などの密猟が横行しており、違法な取引や売買が後を絶たないそうだ。
画像は『ABC News 2020年6月13日付「Four men arrested over the killing of endangered mountain gorilla Rafiki in Uganda」(Supplied: Ricardo Nunez Montero)』『CNN International 2020年6月13日付「Four poachers arrested in connection with the death of rare silverback gorilla Rafiki」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)