コンゴ民主共和国にあるヴィルンガ国立公園(Virunga National Park)は、絶滅危惧種のマウンテンゴリラが生息しユネスコ世界遺産にも登録されている。世界で約1000頭のマウンテンゴリラのおよそ3分の1が棲んでいるとされる同国立公園で、保護区にいる孤児のゴリラ2頭と飼育員によるセルフィーが世界中で話題となっている。南アフリカメディア『News24』などが伝えた。
ヴィルンガ国立公園内にあるセンクウェクウェ(Senkwekwe)養護センターは、孤児のマウンテンゴリラが安全で健康に過ごせるよう十分に管理されている。紛争の多いこの地域では、ゴリラだけでなく国立公園のレンジャーらでさえ常に命の危険を感じながら生活しているのだ。
その中のメスゴリラ「ンダカジ(Ndakazi)」と「ンデゼ(Ndeze)」の親は2007年7月に殺されている。当時生後2か月と4か月だった2頭は、2人の飼育員マティウさんとパトリックさんに育てられることとなった。そんな2人の愛情を受けて育った2頭は飼育員らを親のように慕っており、彼らの行動を一生懸命真似しようとするそうだ。その2頭と飼育員によるセルフィーが今月22日、国立公園のFacebookに「本物です!(it’s real!)」と言葉を添えて投稿され、話題になっている。
国立公園によると、