このほどアメリカのテレビ番組で、ゴリラが食事中に歌ったり、オナラをする様子を収めた世界初の貴重映像が公開された。撮影内容はもちろんだが、精巧なロボットゴリラをスパイとして送り込んだその驚きの撮影手法が話題になっている。『Fox News』『Daily Mail Online』などが伝えた。
米PBSで4月29日に放送が開始された『Nature: Spy in the Wild 2』では、ハチドリやコモドドラゴン、コアラ、オウサマペンギンなど50以上の動物を4シリーズに分けて特集している。今回、ウガンダにてマウンテンゴリラ達の自然な姿を観察するため、撮影チームは目にカメラを仕込んだ精巧な赤ちゃんゴリラのロボットを作り上げ、群れのなかに溶け込ませる手法を取った。
番組プロデューサーのマット・ゴードン氏は、この作戦はゴリラのコミュニケーション方法を考え、いかにリアルなゴリラロボットを作り上げるかにかかっていたと語る。
「ゴリラにとってアイコンタクトはとても大事なんだ。最初のエピソードを見てもらえばわかると思うけど、野生のゴリラはロボットゴリラに一直線に向かってきて、その瞳をじっと見つめているんだ。だから僕らは顔の作成に最も力を入れたんだよ。」
チームはこのスパイゴリラが群れのボスゴリラ“シルバーバック”に警戒され脅威とみなされないように、あえてサイズの小さな子供のゴリラに作り上げ、