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writer : ac

【海外発!Breaking News】「歩くことはないだろう」と言われた脳に障がいを持つ5歳児、初めて歩く(米)<動画あり>

カムデン君が1歳8か月になると理学療法、スピーチセラピー、作業療法などを開始して前に進んできた。

マンディさんは「最近のMRI検査では、カムデンの症状がかなり進行しているのが分かっています。しかし数多くのセラピーをこなすことで、2年前は音しか出せなかったカムデンが、今では文章を話すことができるのです。カムデンの『できるようになりたい』という強い意志が、不可能を可能にしてきたのです。5歳のカムデンは乗馬やロボットによるセラピーも受けているんですよ」と明かすと、こう続けた。

「カムデンは幼い頃から独立心が強く、なんでも一生懸命やる子でした。兄パーカー(Parker、7)の励ましも大きかったと思います。ただセラピーをしていない時のカムデンは、ビデオゲームやレゴ、おもちゃの車、ヒーローの真似をするのが大好きな普通の5歳です。ともすると障がいだけを見てしまいがちですが、カムデンはお茶目で人を笑わせるのも好きなのです。」

笑顔を見せるカムデン君(画像は『TODAY 2020年6月16日付「Watch the moment a 5-year-old boy with a brain condition takes his first steps」(Mandy Hanson)』のスクリーンショット)

マンディさんはカムデン君が初めて歩いた動画が拡散していることに対し、「正直、これほど反響があるとは思いませんでした。でも『カムデンの笑顔に癒された』『やった! という気持ちが伝わってきて感動したよ。ありがとう』『ママの頑張りも素晴らしい』『おめでとう』といったたくさんのメッセージが届き、私たちも励まされました」と嬉しそうに述べた。

ゆっくりながらも確実に成長しているカムデン君だが、実は病気の原因となる遺伝子は未だ分かっておらず、未診断な希少疾患を研究する「Undiagnosed Diseases Network」にも参加しているそうだ。今秋からは幼稚園に通うことが決まっており、マンディさんは「今は歩行器を使っているけど、その頃までには松葉杖1本で歩けるようになっているんじゃないかしら」と笑顔で語った。

画像は『ABC Action News 2020年6月20日付「VIDEO: 5-year-old boy with brain condition inspires many with first solo steps」(Photo by: Mandy Hanson)』『TODAY 2020年6月16日付「Watch the moment a 5-year-old boy with a brain condition takes his first steps」(Mandy Hanson)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

両親、7歳の兄とカムデン君(画像は『TODAY 2020年6月16日付「Watch the moment a 5-year-old boy with a brain condition takes his first steps」(Mandy Hanson)』のスクリーンショット)

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