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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】部下の女性にセクハラ発言をした男性警察官、解雇を免れる(英)

審問では「陳述書にあげ切れないほど、彼からは多くの嫌がらせを受けた」と涙を流した。

さらに女性警察官らは上からの指令がないにもかかわらず不必要に徒歩での巡回を強要され、その頻度は同じチームにいた男性警察官よりも多かったと述べた。また別の女性警察官は、同僚の女性が耳の病気で欠勤した際に「まぁ彼女はすぐに(職場に)戻って来るでしょう。耳が悪いというのではなく彼女の場合は頭も悪いですけどね」とヒューズが警部に話していたのを聞いている。

「彼は言いながら自分で面白いと思ったのか、笑っていました。その場にいないからといって、相手のことをそんなふうに“ジョーク”として言うことが理解できませんでした。」

ヒューズの下で働いていた4人のパートタイム勤務の女性警察官らは、パート勤務を見くびられ侮辱的な発言をされたと訴えた。審問ではこの4人が更なる31件の不品行な行為に対する申し立てを行ったことが明らかになったが、3月の時点でヒューズは「単にからかっただけ」と述べ容疑を否認。またこれらの訴えには決定的な証拠がなかったことからも、今回は2件の職業基準に違反した不正行為を働いた罪への最後警告が通達されたのみとなった。ヒューズは最終的に女性警察官への不適切な発言については認めたものの、解雇を免れたのである。

現在、女性警察官の1人は職を辞し、他の3人は別のチームへと移動になっている。ジェームズ・ヴォーン署長は「今回、勇気を出して告発に踏み切った女性警察官らには感謝する。全ての警察官はプロとして、そして個人としても高い基準を設定し行動できるよう、常に意識しなければならない。市民も我々警察官にはそれを望んでいるはずだ」と述べた。

しかし警告だけに留まり、解雇に至らなかったヒューズには不満の声も多い。このニュースを知った人からは「周りから尊敬されなくても仕事は続けられるわけね。こんな奴クビにすべき」「身内の可愛さが反映された処罰だな」「こんな男の下で、どんな女性警官も働きたくないでしょうに」「最低な野郎だ」「これが普通の職場だったら間違いなく解雇されているよね」「結局警察っていうのは男の権力が振りかざされる職場なんだろうな」といった声があがっている。

画像は『Metro 2018年6月12日付「Sergeant who told female PC to make the tea because ‘you have tits’ keeps his job」(Picture: BNPS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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