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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】性同一性障害の診断、ホルモン投与に焦りは禁物 14歳少年の例から学ぶべきこと(豪)

同番組に出演した小児科医のジョン・ホワイトホール医師は、オーストラリアでは性同一性障害と診断される症例数が10代で激増しているが、よく調べるとその多くが性転換手術が必要な状況とは言えず、未完成な体へのエストロゲン投与には重大な問題があると主張している。一方アメリカでは幼児がリアリティ番組あるいはドキュメンタリー番組に出演して性同一性障害をカミングアウトするに至っている。同様に診断、治療開始の低年齢化も進んでいるようだ。

とはいえ「あの頃、うつ病のように笑顔を失ってしまったパトリックを見るのはとても辛かったのです」とアリソンさんは語っている。息子を心配するあまりどんどん先へと進んでしまった彼女ばかりを責めるのは酷である。家族に絶縁を言い渡され、孤独ゆえに心の健康バランスを欠いてしまう性同一性障害の人々は非常に多く、きちんとわが子の苦悩に向き合ってくれるアリソンさんのような母親がそばにいてくれるのはやはり心強い。診断は慎重に、そしてホルモン治療などは焦らずゆっくりと、という心がけが医師の側にこそ必要であろう。

画像は『New York Post 2017年9月8日付「Boy began transitioning into being a girl, then changed his mind」(News.com.au)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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