writer : tinsight-takazawa

「機能性表示食品」どれを選ぶ? 100人の管理栄養士が試してレビューする『キノウノミカタ』がリニューアル

特定保健用食品(トクホ)、栄養機能食品とは異なる、新しい食品の機能性表示制度として2015年4月に開始した「機能性表示食品制度」ももうすぐ満2年を迎える。事業者の責任で、科学的根拠を基にした「機能性」を消費者庁に届け出ることによって商品パッケージに表示できるこの制度は、急速に普及している。

どの商品を選んだらいいか分からない、自分に合った商品を知りたいという人に活用できそうなのが、機能性表示食品に特化した情報発信サイト『キノウノミカタ』だ。同サイトでは、機能性表示食品を探すのに、自身の症状(中性脂肪、血糖値、コレステロールなど)、食品の機能(便通改善、疲労回復、⽬の機能など)、食品のジャンル(サプリメント、飲料、ヨーグルトなど)や条件を指定することができる。その検索結果が見やすいランキング形式で表示される。

『キノウノミカタ』では、100人以上の管理栄養士が機能性表示食品を実際に食べてレビュー

また、100人以上の管理栄養士が機能性表示食品を実際に食べてレビューしているのが特徴で、現在レビューした商品は152品、レビューに協力した管理栄養士は延べ15825人にのぼる。総合点のほかに、「機能性(効果)」「代替性」「食べやすさ」「利用しやすさ」「価格」「表現の適切さ」「ホームページの充実」といった項目も5点満点で評価しているので、自分がどの項目を重視したいかも商品を選ぶ際に参考になる。

さらに評価した管理栄養士のコメントも掲載されている。たとえば「味も飲みやすく無理なく継続出来ると思います」「苦みもなくすっきりとした味わい」といった実際に試さないと分からない「味」についてや、「低カロリーだが栄養価はOK」などの管理栄養士ならではの情報は特に助かるのではないか。

各商品ページには、消費者庁に届け出している情報も「機能性」「対象者」「機能性関与成分」「1⽇当たりの含有量」「機能性の評価⽅法」「摂取⽬安量」の項目で掲載しているので、似たような商品がある場合にも比較しやすい。

『キノウノミカタ』では、ナビページを開設

なお、『キノウノミカタ』では、ナビページをオープン、同サイトや機能性表示食品について具体例を挙げるなどして分かりやすく解説している。多数の機能性表示食品が存在する現在、商品をよく知り、上手に活用することが、私たちに求められているようだ。
(TechinsightJapan編集部 高沢みはる)

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