そして第4話からいよいよラグビーの試合が本格的にスタートする。
スタンドで柴門監督やアストロズ・アナリストの佐倉多英(笹本玲奈)が「そこでパスだ!」、「相手が得意なスクラムで勝てば俄然有利になります」といった解説を口にして、ラグビー未経験のGM君嶋を唸らせる。
アストロズはホームゲームこそ多くの観客が訪れたものの、遠征試合では相変わらずスタンドがガラガラだった。しかし試合は勝ち続け、そのたびに柴門や佐倉の解説で君嶋はラグビーの魅力に引き込まれていくのだ。
そんななか、アストロズの佐々一(林家たま平)は仕事でミスをして仲間に迷惑をかけ、試合でも活躍できずに肩身の狭い思いをするが、アナリストの佐倉を手伝ってデータの整理するなど陰ながらチームに貢献していた。そうした見えない努力がチームを支えているところにも光が当てられている。
第4話ではアストロズのライバルである格上チーム・サイクロンズを応援していたはずの府中グリーンカントリークラブ責任者・青野宏(濱津隆之)が、ミスを謝りに来た佐々のアストロズに対する熱意に打たれ「良いチームなんだろうな」とアストロズの試合に足を運ぶなど、小さな感動シーンも見逃せない。
『ラグビーワールドカップ2019日本大会』は9月20日から始まるが、まだ盛り上がり方が少ない感は否めないだろう。『ノーサイド・ゲーム』はラグビーをよく知らなくとも見せ場をフィーチャーした試合シーンでは手に汗握って楽しめるとあり、その盛り上がりにひと役買ってくれそうだ。
画像は『日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」 2019年8月4日付Instagram「今週もご視聴ありがとうございました!」』『林家たま平 2019年8月4日付Twitter「撮影終わりました!なんと楽屋に差し入れで米津玄師さんから頂戴しました ありがとうございます!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)