イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達・番外編】アンジェリーナ・ジョリーの担当医、両乳房切除を公表した時の様子を語る。

今年、乳がんにかかるリスクを軽減するため両乳房の切除に踏み切った女優アンジェリーナ・ジョリー(38)。そんなアンジーの手術公表により世界中の女性が乳がん検査に対する意識を高めたと言われているが、このような大きな手術であっただけに公表に際してはアンジーも熟考に熟考を重ねたはずだ。その様子を知るアンジーの担当医がこのたび雑誌の取材に応じて、当時を振り返っている。

アンジェリーナ・ジョリーを支えた「Pink Lotus Breast Center」のクリスティ・ファンク(Kristi Funk)医師は、このたび『Los Angeles』誌9月号のインタビューを承諾。その中で両乳房切除を乗り越えたアンジェリーナ・ジョリーについて、以下のように語っている。

■手術を公表する時期について
「彼女は驚くほど私事を明かさない人です。あれほどまでにプライベートな手術だったというのに、それを公表すべき時期を慎重に考えていました。」
「私生活や仕事をする中においても、(公表すべく)パーフェクトなタイミングを待っていました。でも一番彼女が待っていたのは、彼女自身の心の中で“今だ”と思えるタイミングだったと思いますよ。」

■アンジーの勇気ある決断
「世界で最も美しい女性だというのに、女性らしさとセクシュアリティーの象徴である部分を失うのです。もちろん“どうしてそんなことをするの?”と言われるでしょう。」
「でもアンジーはこれまで慈善活動を行ってきた人物。このようなことを自分は秘密にすべきではないと確信していたのです。」

結局アンジーは全てが終わった時点で手術を公表。今は再建手術も終わり、術前と変わらぬ美しい姿で復帰を果たしている。

手術そのものについては賛否両論あるが、それでもアンジーがそれを公表したことで我々は乳がんの検査方法を含む様々な知識を得ることができた。また乳がん発症により乳房を失ったとしても、「美しさと女性らしさを永遠に失う」という意味ではないことも教わったのだ。すでに乳がん検査を受ける女性は激増しているというから、アンジーは実に多くの女性を救ってくれたことになる。そんなアンジーに「勇気をありがとう」と心から思っている女性は決して少なくはないはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)