米テキサス州に住む女性が先月11日、TikTokに愛犬の動画を投稿したところ、約1か月弱で再生回数が680万回を超えた。カメラが捉えたのは盲目の犬が大好きなドッグパークに向かう様子を捉えたもので、人々はそのハッピーな表情に注目した。『The Mirror』などが伝えている。
幸せいっぱいの動画の主人公はグレート・ピレニーズのメス“キダ(Kida、3)”で、2歳の誕生日直後に失明したという。
動画は飼い主の車の後部座席に乗ったキダが、開いた窓から少しだけ顔を出した様子を捉えたもので「目が見えなくなる前は、キダをよくドッグパークに連れて行ったの」と言葉が添えられている。
そして「私の盲目の犬は、地球上で一番大好きな場所に行くことを分かっているのよ」と説明しており、キダはドッグパークに向かっていることを肌で感じていることを示唆。車の窓から吹きこんでくる風を楽しんでいるだけでなく、嬉しくて微笑んでいるように見えるのだった。
実はキダは約1年前、突然目が充血して腫れ上がり、飼い主が慌てて連れて行った緊急治療室で結膜炎と診断された。しかし「もっと酷い病気なのでは?」と翌日訪ねた眼科で網膜剥離を起こしていることが判明し、その後も根気よく治療を続けたものの視力を失った。
キダは目の中のぶどう膜(脈絡虹彩、毛様体、脈絡膜)が炎症を起こす自己免疫疾患「ぶどう膜皮膚症候群」を患っており、最終的には両目の眼球を摘出した。ぶどう膜皮膚症候群は皮膚の色素が抜けることでも知られているが、