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writer : ac

【海外発!Breaking News】脳死判定の男性、臓器摘出直前にのたうち回り涙を流す 内部告発で判明(米)<動画あり>

アンソニーさんは2021年11月19日に退院した。歩くことや話すことが困難で記憶力に問題が残っているものの、3年経った今でもドナさんと一緒に暮らしている。ただドナさんは、脳死と判定されながら臓器摘出手術の直前に目覚めたアンソニーさんについて、割り切れない気持ちを抱えていた。

「長くは生きられない」と言われたアンソニーさんだが、退院してからは女きょうだいのドナさんと一緒に暮らしている(『Metro.co.uk 「Organ donor ‘came back to life’ while doctors prepared to remove his heart」(Picture: Hoover Rhorer family)』より)

ところが今年1月、「ケンタッキー州臓器提供団体(KODA)」の元職員ニコレッタ・マーティンさん(Nyckoletta Martin)から連絡を受け、「2021年10月、アンソニーさんがどんな状態だったのか」について詳細を知った。

それによるとアンソニーさんは、手術の朝に行われた心臓カテーテル検査の際、手足をばたつかせる反応を示していたが、医師は鎮静剤を投与して検査を継続し、臓器摘出の準備を進めたという。

また同じくKODAの職員で、臓器摘出手術を行う際に手術室にいたというナターシャ・ミラーさん(Natasha Miller)は、こう明かしたそうだ。

「患者を一目見た瞬間、何かがおかしいと気付きました。なぜなら彼は、全く亡くなった人には見えなかったのです。」

「彼はベッドの上で動き回っていました。まさに、のたうち回っていたのです。それで近くに行ってみると、涙を流しているのが分かりました。彼は泣いていたのです。」

2人の医師はその後、アンソニーさんの手術を継続することを拒否し、その場にいた誰もが大きな衝撃を受けていたという。また手術は最終的に中止されたものの、ナターシャさんは「臓器移植のコーディネーターはKODAの上司に事情を説明しましたが、彼女は『臓器を摘出する別の医師を探せ』と指示を受けていました」とも述べていた。

そして今年9月、ニコレッタさんはこの件について内部告発し、下院エネルギー・商業委員会に書簡を提出した。

脳死と判定されてから3年、ドナさんは「裏切られたと感じている」と怒りを示しており、TikTokで3年前の見送りの儀式の動画と、現在のアンソニーさんの姿を公開し「TJ(アンソニーさん)のために正義を!」と訴えている。

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画像は『Metro.co.uk 「Organ donor ‘came back to life’ while doctors prepared to remove his heart」(Picture: TikTok/Ladonna Rhorer)(Picture: Hoover Rhorer family)(Picture: Facebook/Ladonna Rhorer)』『Daily Express US 「Man declared brain dead suddenly wakes up to his organs being harvested」(Image: TikTok)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

歩くことや話すことが困難で、記憶力に問題が残っているというアンソニーさん。ドナさんは3年前の病院での対応について「裏切られたと感じている」と怒りを示した(『Metro.co.uk 「Organ donor ‘came back to life’ while doctors prepared to remove his heart」(Picture: Facebook/Ladonna Rhorer)』より)