建物内の3分の1の部屋を貧困者に住まわせるという特別なプログラムによりこのマンションに住み始めてから1年も経っていなかった。カエムさんは叔父の家でホームヘルパーとして働いており、シェルターで過ごしてきたカエムさんにとって、新しい居場所を築く第一歩だった。しかし経済的に困窮しており、自分の食事を用意するのがやっとの状態だった。普段は食糧配給所で食料を調達しており、そこではドッグフードの配給もあったため、数日おきに6ポンド(約2.7キロ)分のドッグフードを受け取っていたそうだ。
カエムさんの妹ケイシャ・バーネットさん(Kayesha Barnett、38)は、「兄が犬を飼っていたことを私たちは最近まで知りませんでした。兄が誰からマックスを譲り受けたのかを突き止めようとしています。兄はそのマンションで犬を飼う許可を得た書類を持っていないので飼うことはできないはずなのに、どうやってマンションの警備をすり抜けたのか疑問です」と、マックスを飼っていたことに疑念が残ると話した。
ケイシャさんと夫トーマスさん(Thomas)もピットブルを飼っているそうで、トーマスさんは「撫でてもらうことやご飯が大好きで、ピットブルはまるで子猫のようですよ。悪い犬種ではありません。個々の気性によるんです。今回起きたことは悲しいですが、動物にも心的外傷後ストレスがあります。きっと何かが引き金となったのでしょう」と、犬種のせいにはできないと述べている。
このニュースを見た人々からは、「子犬の頃からピットブルを飼っていたけど、突然豹変したことがある」「恐らく、飼い主を襲うまでに様々なことがあったのだろうな」「特定の犬種の扱い方を知らないのなら、飼うべきではないね」などといった声が寄せられた。
ちなみに昨年1月には米ジョージア州で、自転車に乗っていた11歳男児がピットブル3頭に襲われ、頭皮の70%を失う重傷を負った。
画像は『New York Post 「Vicious pit bull grabs owner’s jugular, mauls him to death in NYC apartment」(Tomas E. Gaston)』『G1 「Atacada por pitbulls, escritora Roseana Murray perde braço e orelha, e estado de saúde é grave」(Foto: Reprodução)』『NBC News YouTube「Video captures mother saving toddler attacked by dog」』『Baby JJ and family TikTok「Please watch like and share!」』『FOX 11 Los Angeles 「Authorities identify Compton pit bull breeder mauled to death by his own dogs」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)