「ファンに群がられるのが、どんなことか理解しているでしょう」と言い、彼女に謝罪したという。このセキュリティガードは当時、ビクターに近づいた人物が誰であるかを知らなかったそうだ。
ブリトニーは謝罪を受け入れたが、彼女の護衛チームはセキュリティガードとしばらく話し合い、のちに警察に被害届を提出した。
ビクターは同日、記者会見に応じているが、今回の件について聞かれると「ホールには多くの人がいて、明らかに僕を呼んでいる人達もいた。セキュリティから『人だかりになるから止まるな』と言われたから、止まらなかったんだ」と説明した。
そして背後からブリトニーが近づいてきたことについては、「その人は僕を『サー』と呼び、後ろから僕を掴んだ。僕はまっすぐ歩いていたから、何が起こったのか分からなかった」と話した。
ビクターは「セキュリティがその女性を突き飛ばした」と言うも、自分が振り返らなかったため、どれほどの力が加えられたかは分からなかったという。
一方、ブリトニーは自身のInstagramに声明文を発表し、当時の様子について「私は彼を見つけたので、彼の成功を祝福するために近づきました。周囲が騒々しかったので、彼の気を引くために肩を叩いたのです」と綴った。
さらに「彼が『後ろから掴まれた』と主張したことは知っている。だけど、私はただ肩を叩いただけ」と述べ、「彼のセキュリティは振り返りもせず、大勢の人前で私の顔を平手打ちした」と付け加えた。
最後に「私の周囲には、いつも多くの人が群がってきます。実際にあの夜もです。少なくとも20人のファンに囲まれた。だけど私の護衛チームは、誰一人として殴ったりしませんでした」と記している。
LVMPD(ラスベガス市警察)の広報担当者は「2023年7月5日午後11時頃、LVMPDの警察官が、ラスベガス大通りの3700ブロック内で発生した暴行事件の捜査に駆けつけました。事件は警察の報告書に記録されており、逮捕や違反切符の発行はありません。現時点でこれ以上の詳細は発表できません」と述べていた。
さらに後日、警察関係者が『TMZ』に語ったところによると、ブリトニーを平手打ちしたとして報告書に記載されているのは、サンアントニオ・スパーズのチーム・セキュリティ・ディレクターを務めるダミアン・スミスという男性とのことだ。警察はダミアンさんがブリトニーを傷つけようとしたのではなく、ビクターを守るために行動したと判断し、刑事事件としては扱われていないという。
画像は『Maria River Red 2023年5月11日付Instagram、2023年6月23日付Instagram、2023年7月6日付Instagram』『Victor Wembanyama 2023年5月26日付Instagram「WE ADVANCE !!!」、2023年6月27日付Instagram「Top 2 and not 2」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)