その場で死亡が確認された。
亡くなった男性は、アイルランド人のグレイグ・オリバーさん(Greig Oliver、58)だった。グレイグさんは元スコットランド代表のラグビー選手で、2011年以降はアイルランドのラグビー・クラブ「マンスター・ラグビー(Munster Rugby)」が主催する「マンスター・ラグビー・アカデミー」で、プロとして活躍できるエリート選手を育成指導する立場にいた。
グレイグさんは、6月24日から開催されている「ワールドラグビーU20チャンピオンシップ」に出場する息子を応援するため、妻とケープタウンに滞在していた。またラグビーチーム「マンスター」は、今年の5月にアイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリア、南アフリカのプロクラブチームが競う「ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップ(URC)」で見事優勝したが、その決勝が行われたのもケープタウンで、グレイグさんが亡くなった場所に近いスタジアムであった。
マンスター・ラグビーの最高経営責任者であるイアン・フラナガン氏(Ian Flanagan)は、グレイグさんの訃報を受け「マンスター・ラグビーを代表して、グレイグの妻フィオナさん、息子のジャックさん、娘のシアラさん、そしてオリバー家のご家族に深い哀悼の意を表します」とコメントを発表した。そしてグレイグさんについて「彼はラグビーに対する熱意を持ち、若い選手たちがフィールドの内外で最高の力を発揮できるよう支援することに、並々ならぬ情熱を注いでいました」と述べ、マンスターやアイルランドのラグビー界にとっても「大きな損失である」とショックを受けていた。
画像は『IOL 2023年7月4日付「WATCH: Irish paraglider dies and crashes into icy Sea Point waters after mid-air crash」(Picture: Armand Hough/African News Agency(ANA))』『Munster Rugby 2023年7月4日付Twitter「Shocked & deeply saddened by the sudden passing of our close friend & colleague Greig Oliver.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)