トイレのドアを開けた途端、野生のピューマがいたら…ブラジルでそんな場面に遭遇した9歳の少年がメディアのインタビューに応じ、恐怖の体験を語った。トイレに潜むピューマが人間を威嚇する様子は動画に収められ拡散している。『The Sun』などが伝えた。
ブラジル南東部ノバ・リマのマーサ・ドラモンド・フォンセカ市立学校(Martha Drummond Fonseca Municipal School)で今月21日朝、サッカーの試合に来ていたデイヴィッド・ミゲル君(David Miguel、9)がトイレの中で野生のピューマと遭遇した。
「トイレのドアを押したら、中にピューマがいて。ゼリーのように体がプルプル震えてしまったよ。だってピューマはグルルルと唸り声と上げたんだ。心臓が止まるかと思ったよ」と興奮冷めやらぬデイヴィッド君。そのまま慌ててトイレを出ると、外にいた父ロドリゴ・アルメイダさん(Rodrigo Almeida)に助けを求めた。
現場には地元警察や軍警察が駆けつけ、ピューマはその後、トランキライザーガン(麻酔銃)を使って捕獲されたが、ロドリゴさんはショックを隠し切れない様子で「最初はネコ科のオセロットか野犬か何かだと思ってトイレの中を覗いたんだ。するとかなりの大きさだということが分かってね。すぐにその場から走り去ったよ」と当時を振り返る。
ブラジル環境・再生可能天然資源院によると、ピューマはメスで捕獲による怪我はないそうで、