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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】亡き父の家を整理中、地下室で100万枚近い硬貨を発見 銀行で紙幣に両替できず途方に暮れる(米)

1982年以前に発行された銅製の1セント硬貨であることが判明した。

現在の1セント硬貨は亜鉛製で銅メッキが施されているが、見つかった大量の硬貨は銅製で、1982年以前に発行されたものだった(画像は『Fox News 2023年6月10日付「California family finds 1 million copper pennies in old home」(KTTV)』のスクリーンショット)

硬貨は文字通り山のようにあり、階段を何往復もして少しずつ運び、トラックに積み込むだけで丸一日かかったという。全ての硬貨を1台のトラックに積み込もうとしたところ、重量があまりにも重かったためトラック2台に分けて積載し、低速車線でゆっくりと自宅に戻ったそうだ。そして重量計測に基づく推定では、その枚数はなんと約100万枚になることが明らかになった。

ジョンさんたちは大量の硬貨をドルに両替するため、コインを紙幣に変えることができる自動両替機「コインスター(Coinstar)」を利用しようとした。ところが利用手数料に8%もかかることが判明した。そこでウェルズ・ファーゴ銀行(Wells Fargo)のロサンゼルス支店に相談すると、担当者に「大量の硬貨を保管できる場所はありません」とドルへの両替は難しいと言われてしまった。

その後、ジョンさんは地元の支店を訪れて、硬貨の写真を見せながら相談した。すると担当者から「長年ウェルズ・ファーゴで仕事をしてきましたが、これほど大量の硬貨は見たことがありませんよ。ドルに換えることはできませんが、1枚で何百万ドルもの価値を持つ硬貨もあるかもしれませんね」とアドバイスをもらった。

日本の硬貨に希少なものが存在するように、アメリカの硬貨にもプレミアの価値が付くものがあり、ジョンさんも「200万ドル(約2億8000万円)相当の価値がある硬貨が発見されたのは聞いたことがあります」と話している。また2018年にはイギリスでも、69歳の女性が屋根裏のガラクタを整理中に1500万円相当の硬貨を発見したというニュースが話題になっていた。

ジョンさんは現在、大量の硬貨をアメリカで人気のフリマアプリ「OfferUp」で出品し、希望価格を2万5000ドル(約350万円)に設定している。一部の硬貨だけを買い取りたいといった声が複数寄せられているが、全ての硬貨を買い取りたいという希望者は現れていないそうだ。

画像は『Fox News 2023年6月10日付「California family finds 1 million copper pennies in old home」(KTTV)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

硬貨をドル紙幣に両替するため、ウェルズ・ファーゴ銀行の複数の支店に相談したジョン・レイエスさん。現在は大量の硬貨をフリマアプリで出品中とのことだ(画像は『Fox News 2023年6月10日付「California family finds 1 million copper pennies in old home」(KTTV)』のスクリーンショット)

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