中絶したと思っていた胎児が、母親の体内で石灰化したまま15年も留まっていたという話題がインドから届いた。命が消えてからも居続けた胎児は今回ようやく摘出されたという。英メディア『The Sun』などが伝えている。
マハラシュトラ州ナーグプルに住む52歳の女性が、腹部に痛みを伴い吐き気を感じるようになったため病院を訪れた。すると女性の腹部に腫瘍のようなものが確認され、さらに詳しい検査が行われた。
この時に対応したのが、女性が5年前に閉経したことを心配して診察を受けた時からお世話になっている「ジュナンカー外科看護ホーム」のナイルシュ・ジュナンカー医師(Dr Nilesh Junankar)だった。ジュナンカー医師は「CTスキャンでは下腹部に石のような塊の腫瘍が確認され、その近くで腸管の狭窄が認められました」と話している。
そして腹腔鏡検査を行ったところ、誰もが驚くような事実が判明した。女性の腹部には4か月程度まで育ったとみられる胎児が石灰化して残っていたのだ。実はこの女性、15年前に妊娠していたが家族の同意が得られなかったために中絶したという過去がある。
しかし中絶したと思われた胎児は石灰化し、母親の体内に残り続けていた。15年も腹部に放置された胎児は、