このほどイスラエルで誕生した新生児が世間を驚かせた。新生児は母親の胎内にいた頃から腹部が大きく膨れ、それは双子となって生まれてくるはずだった自分のきょうだいだったという。『New York Post』『The Times of Israel』などが伝えている。
イスラエルのアシュドッドにあるアシュタ・メディカル・センターで、7月初旬に誕生した女の子が医療関係者を驚かせることとなった。新生児は腹部が大きく膨れていたが、それは双子として生まれてくるはずだったきょうだいだったことが検査によって判明した。
『The Times of Israel』によると、このような症例は「寄生性双生児」と呼ばれ50万人に1人の確率で起こるそうだ。今回の症例については同メディカルセンターが7月27日に発表したことで明らかとなった。このたび誕生した新生児は、母親の胎内にいた時から腹部が異常に大きくなっていることが妊娠後期の超音波検査で分かっていたという。
同メディカルセンターの新生児科の部長であるオメル・グローバス氏(Omer Globus)によると、新生児は専門の医療チームの手術によって腹部から2つの嚢胞が取り除かれたとのことだ。また今回のようなことが発生する原因には様々な要因があるとしたうえで、