蚤の市などでは、時にとんでもない価値を持つ商品が紛れていることがある。このほどイギリスで、家の中にあるガラクタ箱を整理しようとした女性が希少価値の硬貨を発見した。その硬貨は1枚で1,500万円相当の価値があるという。英メディア『The Sun』『Mirror』などが伝えている。
キングストン・アポン・ハルに住む69歳の女性(本人の意思で名は明かされず)はある日、屋根裏部屋にあるガラクタを整理していた時に懐かしいものを見つけた。それは何十年も前に祖父から譲り受けた靴箱で、中には多くの貨幣が入っていた。
女性はそれらの貨幣を自分の子供たちに譲ろうとしたが「そんなガラクタ要らないよ」と言われてしまい、処分を考えた。しかしその前にリーズにある鑑定会社「Vintage Cash Cow(ヴィンテージ・キャッシュ・カウ)」のサイトに連絡し、いくつかの商品の鑑定を求めた。
女性が鑑定に出したのは模造宝石類やシルバー製のティーセット、硬貨だったが、その硬貨の1枚がとんでもない価値のものであることが判明したのである。Vintage Cash Cowの共同創設者アントニー・チャーマンさんは、これがチャールズ一世の統治下だった1644年に鋳造された限定硬貨100枚のうちの1枚で、メダル意匠家トーマス・ローリンズ氏(Thomas Rawlins)による「オックスフォード・クラウン(Oxford Crown)」という硬貨であることを発見した。硬貨1枚にしてその価値、