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writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】ラーメン3杯を6人でシェアした台湾人観光客、店に注意されて低評価レビューを投稿

レビューには「友好的ではない」「本当に理不尽で頑固だ」と苦言を呈していた。

このレビューが投稿されると台湾国内で物議を醸し、「客がどう食べるかは客次第」「店のルールが変」といった同ラーメン店を非難するレビューを投稿する人がいた。その一方である台湾人は、同ラーメン店に5つ星を付けて「台湾人が毎日こんなに無礼を働いているわけじゃないんだけどね、本当に残念だよ」とのレビューを投稿している。

テックインサイトでは、このラーメン店の代表者に電話取材をして状況を聞いた。

受動喫煙対策として、2020年4月1日から全面施行された「健康増進法の一部を改正する法律」。この法令では、飲食店は原則屋内禁煙だが、経過措置として要件に当てはまる経営規模の小さい飲食店では店内での喫煙が可能と定められている。ただし20歳未満は従業員も含め、喫煙エリアへの立ち入りが禁止されるほか、その表示が義務付けられる。

これに伴って福岡市では、届出書を提出した該当飲食店が標識を入り口に掲示しているが、このラーメン店の入り口にも、喫煙可能と「健康増進法の一部を改正する法律」に則り20歳未満立ち入り禁止の表示ステッカーが貼られていた。さらに客側がラーメン1杯を大人2人でシェアすれば、店側の1杯分の売上は事実上半額程度になってしまう。「そこはやはりお客様のご理解をいただきたい」と代表者は語った。

また台北市で弁護士をしているリン・チュンジー氏(林智群)は「複数人で1杯をシェアするなら持ち帰りにすればいい。持ち帰って10人で1杯をシェアするなら誰にも迷惑はかけないで済む」と語っている。

さらに同氏は、このラーメン店は席数が限られているうえ、ラーメン1杯を2人でシェアされると2人分の売り上げが半減すると主張しており、「台湾だけでなく『他人に迷惑をかけないこと』というのはあらゆる国で当てはまる理論だ」とし、日本の飲食店を訪れた際にはその店のルールを確認するように促した。

【2月2日22時45分 更新】なお2023年2月2日の時点で「小罐」さんの当該レビューは削除されている。

画像は『HardwareZone 2023年1月24日付「6 Taiwanese sharing 3 bowls of Ramen in Japan Hakata」(東森新聞 CH51)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

台湾人観光客がつけたレビュー(画像は『HardwareZone 2023年1月24日付「6 Taiwanese sharing 3 bowls of Ramen in Japan Hakata」』のスクリーンショット)

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