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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ティーバッグを間違えたカフェに客激怒 口コミサイトに最低評価、警察に通報も(英)

宿泊先やレストラン情報など口コミサイトの影響力はかなり大きい。サイトで各施設の評価が丸わかりになってしまうため、サービスする側も気が抜けないといったところであろう。しかし中には、施設側の評判を落とすためだけに口コミを書き込む人もいるようだ。このほど英ロンドンのカフェに対してそうした書き込みをし、それだけでは終わらなかった事態が発生した。

ロベルト・ラタルロさん(Roberto Lattarulo、33)はガールフレンドと一緒にロンドン南東部ニュークロスにあるカフェ「Birdie Num Nums」に立ち寄った。レモングラスが大好きだというロベルトさんは「レモングラス&ジンジャーティー」をオーダーした。ところが出されたのは「レモン&ジンジャーティー」であった。

ロベルトさんは店のスタッフにティーバッグの間違いを指摘したところ、カフェのオーナーであるセヴジャン・メリッサさん(Sevjan Melissa、30)はミスを謝罪。そのうえでお茶代2ポンド(約270円)を返金するか、ケーキやスムージーなどの品と交換することを申し出た。

ところがロベルトさんは店側の謝罪と好意を無視し、なんとセヴジャンさんの目の前で口コミサイト「トリップアドバイザー」に書き込みを始めたという。この行為に店から出て行くように伝えたセヴジャンさんだったが、ロベルトさんは激昂した挙句、警察に通報したのである。

ロベルトさんがトリップアドバイザーに書き込んだ内容は、以下の通りだ。

「立ち寄ったカフェで、ショッキングなカスタマーサービスを受けた。レモングラス&ジンジャーティーを頼んだのに、レモン&ジンジャーティーが来た。おまけに店側に出て行けと言われた。信じられるかい?」

店側の謝罪や返金、そしてケーキのサービスは全く書かれていない。

また警察もロベルトさんからの通報に対して、誰も駆け付けることはなかった。その日の午後にカフェの常連であった警官たちが現れてセヴジャンさんは事情を話したが、笑い話で終わってしまったという。

その後セヴジャンさんは、トリップアドバイザーへ書き込んだロベルトさんに「10年カフェを経営しているけれど、あなたのような無礼で理解のない客には会ったことがありません。あなたのことは警官たちと笑い話になりました。もう二度とウチに来ないで頂きたい。でも、あなたのガールフレンドはいつでも歓迎しますよ」と返信している。

緊急でもないのに通報し、店側の対応に辛辣過ぎたロベルトさんはネット上で猛批判を受けた。しかし本人は「私は、トリップアドバイザーの口コミ常連だ。私の言っていることは正しい」と主張している。ロベルトさんのような情報提供者もいることを頭においてから、口コミサイトを利用した方が良さそうだ。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)