ミリーさんは自分の顔を確認すると両方のこめかみの下から頰にかけて皮膚がへこんでいることに気づいた。心配になった彼女はクリニックのスタッフに「これって普通のことなんですか?」と尋ねたところ、「全然問題ありませんよ。これが普通です」と返され、他のスタッフからも「へこみは2日ほどで消える」と言われたという。
ミリーさんは納得がいかないままクリニックを出たが、その1時間後にひどい頭痛が襲った。頭痛は5日経っても改善されないうえに頬のへこみが消えることはなく、むくみや顔のこわばりなどにも悩まされた。心配になったミリーさんは施術したクリニックに電話をしたが繋がらず、Instagramで連絡を取ろうとした。
するとミリーさんは、クリニック公式のInstagramに低評価である1つ星のレビューが220件もあることに気づいた。その後クリニックのInstagramは削除されてしまい、連絡が取れないためミリーさんは他の美容クリニックを頼ることにした。
訪れた新たな美容クリニックでは、顎に注入したフィラーが大きな塊になっていることを医師に指摘されて「すぐに除去が必要」と言われたという。それから1年間、ミリーさんは頬のへこみの治療に専念したが糸リフトの施術後から彼女はトラウマを抱えてしまい、精神面でもかなり辛い思いをしたようだ。
ミリーさんは「当時は怖くてどこにも出かけたくなかった。それに施術してから2週間ほどは怒りっぽくて仲のいい友人たちとも仲違いしてしまったんです」と語り、治療は今も続けていることを明かした。そんなミリーさんは、施術を希望する人が自分と同じような目に遭わないようにSNSを通して自らの経験を共有することにしたという。彼女はTikTokに投稿した動画に次のように言葉を添えている。
「すべての若い女性へ言いたいことがあるの。私と同じ目に遭わないで。SNSで目にするような馬鹿げた美の基準を鵜呑みにしないでください。あなたがどうしても自分の容姿に手を加えたいと思うなら、きちんと自分で確認して資格のある評判の良いクリニックを訪れてください。」
@millyrosepowell DO NOT MAKE RASH CHOICES. If you want to make tweaks to your appearance make sure you are visiting a reputable clinic. #fy #botched #foryou #foryoupage ♬ Night Trouble – Petit Biscuit
画像は『milly 2022年9月21日付TikTok「DO NOT MAKE RASH CHOICES.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)