「チャールズ国王はウィリアム皇太子の妻・キャサリン皇太子妃を含む王位継承者ではない人物が、国務参事官を務められるように手を加える可能性さえあるのです」と付け加えた。
ただし法律のいかなる変更も、国会で可決されなければならない。かつて君主からの改正案は、君主による正式な“メッセージ”を受けて国会議員が提案しなければならなかった。エリザベス女王は1953年、我が子が18歳になる前に王位に就いた場合、夫であるエディンバラ公フィリップ王配を摂政とする改正案を提案した。当時内務大臣であったデイヴィッド・マックスウェル・ファイフ卿(David Maxwell Fyfe)は、この提案を新たな摂政法として議会に提出した。
現地時間19日、ロンドンのウェストミンスター寺院でエリザベス女王の国葬が執り行われた。葬儀の後、棺はウィンザー城に運ばれて敷地内にある聖ジョージ教会で礼拝が執り行われた後、女王が愛した夫・エディンバラ公フィリップ王配の棺とともに国王ジョージ6世記念礼拝堂に埋葬された。
なお女王の国葬の前日、チャールズ国王は次のような声明を発表していた。
「この10日間、妻と私はこの国や世界中から寄せられた多くの哀悼のメッセージや支援に深く感動しています。ロンドン、エディンバラ、ヒルズボロ、カーディフでは、皆様がわざわざお越しくださり、私の愛する母、エリザベス女王の生涯の奉仕に敬意を表してくださったことに計り知れないほど感動しました。私達皆が最後のお別れをする準備をしていますが、この悲しみの時に私達家族、そして私を支え慰めてくれた数え切れないほどの方々に、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。」
画像2、3枚目は『The Royal Family 2022年9月19日付Instagram「As Big Ben tolled, Her Majesty The Queen’s coffin made its final journey through London.」』『The Prince and Princess of Wales 2022年9月19日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)