チャールズ国王は、公式な代役を王室の現役メンバーであることを義務付けるように法律の改正を望んでいるという。現在施行されている法律では、君主が国家元首としての職務を果たせない場合、継承順位の最初の4人の成人が国務参事官を務めることが認められている。つまりチャールズ国王の悩みの種であるヘンリー王子とアンドルー王子が、チャールズ国王の代役を務めることができてしまうのだ。
1937年の摂政法では、君主の配偶者と王位継承順位が高い4人の成人が必要に応じて国務参事官を務めることができるようになっている。国務参事官が配置されることはめったにないが、前例がないわけではない。今年5月の国会開会式では、エリザベス女王の代理として当時のチャールズ皇太子とウィリアム王子が出席しており、ヘンリー王子とアンドルー王子も女王の国務参事官候補リストに含まれていた。
現在、継承権のある成人の最初の4人は、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子、アンドルー王子、そしてアンドルー王子の娘であるベアトリス王女である。摂政法が変更されなければ、ウィリアム皇太子を除いて公務を行っていない3人が国務参事官の資格を得ることになる。チャールズ国王はこれを変えようとしていることを英紙『The Sunday Telegraph』が報じた。
関係者は同紙に次のように語っている。
「チャールズ国王は国王が海外にいる時、あるいは能力を失った時に、公務を行っていない3人が自分の代理を果たすことが可能という現実に矛盾を感じているのです。できるだけ早く法律を改正して、末弟のエドワード王子と妹のアン王女を昇格させたいと考えているようです。」
また関係者は、