エリザベス女王が現地時間8日に崩御したことに伴い、新国王となったチャールズ3世(73)が正式に即位を宣言した。儀式は伝統的に行われているものの、歴史的な瞬間がテレビで放送されるのは今回が初めてだ。
英時間10日午前10時、ロンドンのセントジェームズ宮殿で「王立継承評議会(Accession Council)」が執り行われ、チャールズ3世が国王としての即位を正式に宣言した。
法の下では、新国王はエリザベス女王が死去した瞬間に自動的に即位したが、ノルマン征服時代から続く諮問機関である王立継承評議会により、正式に国家元首としての役割が発表されるのが伝統だ。
儀式は何世紀にもわたり行われてきたが、今回初めてその様子がテレビで放送されたのである。
当日のセントジェームズ宮殿には、英元首相であるボリス・ジョンソン、テリーザ・メイ、デーヴィッド・キャメロン、ゴードン・ブラウン、ジョン・メージャーのほか政治家や大司教、判事などが集まった。
第1部では枢密院が国王を公布し、公布の段取りを含む様々な結果的命令を国王の出席なしに正式に承認した。