国王の決断は夫妻の今後のプロジェクト次第だと語った。まもなくヘンリー王子の自伝本が出版されることもあり、夫妻の活動によっては孫達に王子と王女の称号使用を禁ずる可能性もあると推測している。
英紙『The Times』によると、王室の広報担当者は「国王は喪に服すことに集中しています。この期間中、他の称号を目にすることはないでしょう。どこかの時点で話し合いがあるのは確実です」と述べたという。
同紙の王室担当記者ロヤ・ニッカー氏は「女王の死後、国王はアーチーとリリベットの地位が上がったことをすぐに認めようとしなかった。そのためサセックス公爵夫妻は、国王が子供達の称号を剥奪することを恐れている」と記している。
このような話題が浮上したのは、『Vanity Fair』誌の王室担当記者で王室伝記作家のケイティ・ニコール氏が「True Royalty TV」のシリーズ『The Royal Beat』に出演した時のコメントがきっかけだった。
ケイティ氏は「さまざまな話題が浮上する中、最も興味深かったうちのひとつがアーチーとリリベットの称号についての憶測です。チャールズが国王になった時、子供達が正式に王子と王女として認められるかということですね」と言い、こう述べていた。
「現在、王室のウェブサイトで子供達は『マスター』と『ミス』のままです。まさにこれは、国王からの明確なシグナルと言えるでしょう。」
そして「国王はこれらの称号を快く与えるでしょうが、それには注意事項があります。それは『信頼』なのです。王室はサセックス一家を信頼できると確信しなくてはならないのです」と説明した。
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)