50分以上が経過しても溶けなかったという。このアイスは時間の経過とともに柔らかくなっていたものの、通常のアイスのように溶けて液体状になるのではなくねっとりと粘度の高い状態になっていたのだ。
これらの動画がネット上で話題となっていることを地元の規制当局である上海市市場監督管理局は把握し、この件に関して調査を進めていることを公表しており、「肉眼で確認できる範囲ではアイスは溶けていませんでした。しかし専門機関の検査はより信頼できるものであり、科学的なデータに裏付けされたより正確な結論が出るでしょう」とコメントしている。
なおこの話題は鍾薛高にも届いており、今月6日に「製品は全て中国国内当局が定めた品質基準に適合しています。塩ココナッツフレーバーのアイスの主成分は牛乳、乳脂肪分が18%の低脂肪クリーム、ココナッツの果肉、コンデンスミルク、ミルクパウダーです。アイスクリームの40%は固形素材となっています」と詳細を公表した。また製品には海藻からの抽出物であるカラギーナンが添加物として0.032グラム含まれているとも明かしているが、これも国の基準をクリアしているという。
これらの動画には「いったいこのアイスは何から作られているの?」「石鹸みたい」「また偽造食品か」「溶けないアイスとかどうやって食べればいいの?」「絶対に溶けないアイスを開発したのかな?」「胃の中でもちゃんと溶けるのだろうか」「耐火性を備えたアイスを開発したのなら、値段が高いのにも納得だね」「プラスチックでできているんじゃない?」「耐火素材として使えるかもよ」など疑問や皮肉のコメントが多数寄せられている。
画像は『New York Post 2022年7月11日付「Terrifying Chinese ice cream doesn’t seem to melt ― even under a blowtorch」(半生开箱/YouTube)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)