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writer : ac

【海外発!Breaking News】精子ドナーの男、発達遅滞や知的障害が特徴の遺伝子疾患を知らせず15人の子の父に(英)

母親3人がジェームズの申し出に異議を唱えていた。ジェームズから精子を提供されて誕生した4人の子供のうちの1人は3歳になっても言葉を話さず行動障害があり、そのうえ親権まで要求された母親の怒りは収まらない。

裁判では、ジェームズが3歳と2歳の子供の家に住み込んで母親に暴行を加えたことや、2018年に誕生した子供に面会した際に子供を虐待した疑いがあることなども明らかになり、リーベン裁判官はジェームズが4人の子供と面会することを禁止した。

リーベン裁判官は、ジェームズが子供に危害を加えたり母親にトラウマを与える可能性があること、物事を的確に判断する能力に欠けることなどを理由に挙げ、「脆弱X症候群の患者であるジェームズは、クリニックを通して精子の提供ができないことを知ったうえで個人でドナーになった」と指摘、ジェームズの訴えを退けた。

なおジェームズの弁護士は「顧客の名前は公表しないで欲しい」と要求していたが、リーベン裁判官は「ジェームズの精子がこれ以上使われることがないように」と名前を公開するよう命じた。

今回の判決に、ジェームズは「自分は子供ができない女性を助けただけで何も悪いことはしていない。このようなことになり非常に落胆し、怒りを感じる」と主張、養母も「ジェームズは子供ができない女性の夢を叶えただけで、お金ももらっていない。彼は自分の子供の人生に関わりたかっただけなのに、それを禁止されて苦しんでいる。被害者はジェームズだ」と述べ、落胆する息子を擁護した。

ちなみにこのニュースには「自分のやっていることに責任が取れない人物がネットを通して簡単に精子を提供できてしまう。怖い社会だ」「Facebookで精子を提供? 無料であっても私だったら手を出さない」「どちらにも責任がある」「子供たちが一番の被害者」「ネットでの精子提供は禁止すべき」「なぜこんなことが起きてしまったのか?」「モラルの問題」といったコメントがあがっている。

画像は『The Sun 2022年6月1日付「BAD SEED I did a GOOD thing, says sperm donor who fathered 15 kids WITHOUT telling mums he had incurable Fragile X syndrome」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

脆弱X症候群のジェームズ(画像は『The Sun 2022年6月1日付「BAD SEED I did a GOOD thing, says sperm donor who fathered 15 kids WITHOUT telling mums he had incurable Fragile X syndrome」』のスクリーンショット)

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