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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】山で見つかった薄汚れた羊、刈り取った被毛は40キロに(豪)<動画あり>

多くの羊の世話をしてきたパムさんでさえもどこから刈ればいいのか分からない状態だった。そこでパムさんは羊毛刈りの専門家であるホーリー・ケンダルさん(Holly Kendall)に連絡して助けを求めた。ホーリーさんの手により1時間かけて刈られたアレックスの被毛の重さを量ってみると、なんと40キロもあったという。

40キロ分の被毛を刈り取ったアレックス(画像は『ABC Australia 2022年3月17日付「Alex the sheep gets new fleece on life after losing 40kg in close shave」(Supplied: Edgar’s Mission)』のスクリーンショット)

ホーリーさんは「被毛が伸びすぎた羊は、どこから刈り始めればいいのか分からないものです。今回も被毛を刈るのに時間がかかりました。刈り終わった後のアレックスは立っているのに助けが必要な状態でしたが、アレックスの目は次第に明るく輝いてきました」と明かしており、パムさんも「その晩にアレックスの被毛を刈り取ることができなければ、アレックスは生き延びることができていなかったかもしれません」と話していることから緊迫した状況にあったようだ。

パムさんはアレックスの状態を見て「恐らく若い頃に農場から逃げ出し、伸びきった羊毛の量から見て6年間は毛を刈っていなかったと思われます。もしかしたら最初の毛刈りを受ける前に逃げてしまったのかもしれません」と推測している。現在アレックスはすっかり回復して自分で駆け回っており、パムさんのもとで飼われている2頭の羊“クロエ(Chloe)”と“モリー・ブラウン(Molly Brown)”とともに元気に過ごしているそうだ。

なお同団体に毛が伸び過ぎた羊が運び込まれたのは、アレックスが初めてではなかった。昨年2月には35キロの伸びきった被毛をまとい、自身の被毛に顔が埋まってしまうほどの状態だった羊が保護されていた。通常の羊は自然に被毛が抜け落ちて正常な毛の長さを保てるが、飼育用に品種改良された羊は人間の手で毛の長さを整えなければ伸び続けてしまうため、時折毛が伸び過ぎた羊が発見されるという。

画像は『ABC Australia 2022年3月17日付「Alex the sheep gets new fleece on life after losing 40kg in close shave」(Supplied: Edgar’s Mission)(ABC Rural: Eden Hynninen)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

現在は元気に過ごしているアレックスとパムさん(画像は『ABC Australia 2022年3月17日付「Alex the sheep gets new fleece on life after losing 40kg in close shave」(ABC Rural: Eden Hynninen)』のスクリーンショット)

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