雄牛の怒りを買ってタックル受けてしまった。
この映像を撮影したリチャード・ペッパーさん(Richard Pepper)は「後ろからどんどん選手がやって来て、何人かは迂回していきましたが、そのまま通過できている人もいました」と話しており、リチャードさんは3人の選手が雄牛に襲われたのを目撃したそうだ。
雄牛のタックルを受けた1人、トニー・インダービジンさん(Tony Inderbitzin)は「こんなに痛いのは初めてです。雄牛の攻撃を受けた当初は首が痛くてたまらなかったのですが、今は腰が痛みの中心です」と語っている。
続けて「そこに雄牛がいることについて深くは考えていませんでした。自転車に乗って(レース中に)通り過ぎるであろう牛たちの1頭というくらいの認識のまま進み、そして10~15ヤード(約9~13メートル)まで近づくと背を向けていた牛がこちらを向いたんです。身構えたり何かをする時間はほとんどありませんでした」と当時を振り返っており、近くにいた人が心配して声をかけてくれたが声を出すのもやっとの状態だったという。
このレースの考案者であるというサム・エイムスさん(Sam Ames)は「今回雄牛の攻撃を受けた選手3人のうち2人は無傷で、レースを終えた後はビールで乾杯していましたよ」と明かした。
しかし今回の件は容認できるものではないとも述べており、「これまでの9年間で数えきれないほどの牛たちとすれ違いました。今回はありがたいことに笑いをとることができましたが、選手の安全は最優先事項なので来年は必要に応じてルートの見直しや修正を行います」とコメントした。
画像は『FOX 13 Tampa Bay 2022年2月16日付「Caught on video: Bull charges cyclists during California race」(Credit: ELEVENGEAR via Storyful)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)