海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】煙が充満する車内に取り残された犬を救った勇敢な保安官「救出することしか頭になかった」(米)<動画あり>

割れたリアガラスから車内へ手を入れるとハンクを見つけて外へ引っ張り出そうとした。

しかしハンクは煙を吸ってしまったせいか口からはよだれが垂れ、自ら外へ出る体力は残っていない様子だった。男性は力を振り絞って引き上げようとしたが、その間も大量の煙が車内からあふれ出しており、呼吸ができなかった男性はハンクから手を離してしまったのだ。

入れ替わるようにしてマイケルさんが車内に頭を突っ込むと、ハンクの体をお尻から持ち上げるように掴んでようやく救出した。そして少し離れた場所にハンクを降ろすと、自らの足で走っており無事であることが確認できた。

この直後マイケルさんは激しく咳き込んでおり、相当無理をしてハンクの救助にあたったことがうかがえる。自身も犬を飼っているというマイケルさんは「何があっても救出しようと思っていましたね」と当時の強い意思を明かした。

現場に到着した当初、飼い主である男性がリアガラスに向かって何かを投げつけていたため、マイケルさんは「火炎瓶を投げつけているのか」と勘違いしていたという。しかし男性の「中に犬がいるんだ」という言葉を聞き、瞬時に救助モードへ気持ちが変わったそうだ。

さらにマイケルさんは「ハンクの体を掴んだ時、体が硬直し始めているのを感じて酷い状態であることが分かりました。ハンクを車の外に出すこと以外は何も考えていなかったです」と危険を冒して救助を行った当時の心境を明かした。

車の窓から黒い煙が噴出(画像は『Douglas County Sheriff’s Office 2022年2月4日付Facebook「Not much to say here!」』のスクリーンショット)

マイケルさんの勇敢な行動が同保安官事務所のFacebookで公開されると、「言葉で表せないほど素晴らしいよ」「犬をコミュニティの一員として扱ってくれたことに感謝しかない」「まさにヒーローだね」「動画を見て泣きそうになっちゃった」などコメント欄はマイケルさんへの称賛の声で溢れた。

ドアはロックされて開けることができず(画像は『Douglas County Sheriff’s Office 2022年2月4日付Facebook「Not much to say here!」』のスクリーンショット)

なお救助されたハンクは近所に住む獣医が健康状態をチェックしたと明かされており、その時点でハンクは遊ぶ気満々で走り回っていて大きなケガなどはなかったそうだ。

画像は『Douglas County Sheriff’s Office 2022年2月4日付Facebook「Not much to say here!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

無事に救出されたハンク(画像は『Douglas County Sheriff’s Office 2022年2月4日付Facebook「Not much to say here!」』のスクリーンショット)

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