あごや太腿、ブラジャーがあたる部分などに膨らみが出てきたことに気付いたという。引き締め効果を期待した部分が逆に大きく膨らみ、硬くなって感覚が麻痺してしまったそうだ。
彼女は自分が何か間違ったことをしたのかと思い、エクササイズやダイエットを行ったそうで「自分で直そうとした。そして最後には何も食べられなくなってしまった。正気の沙汰じゃないと思ったわ」と当時を振り返った。
2016年6月には、施術の副作用で発症した奇異性脂肪過形成(PAH)と診断された。医師から「どんなにダイエットや運動をしても問題は解決しない」と告げられ、リンダはその場で泣き崩れてしまったそうだ。
膨れてしまった部位はドレスの下にガードルを着用しないと、出血するほど擦れるという。脇腹に真っ直ぐ腕を添わせることもできなくなり、姿勢にも影響が出てしまった。
リンダはシャツをめくって膨らんだ脇の下を見せ、「こんな姿の私に、デザイナー達が服を着せたいとは思えないわよね。体から突き出ているのよ。鏡は見ないことにしている。だって、これが私の姿には見えないから」と述べた。
今回リンダが公の場に姿を見せて勇気ある告白をしたのは、自身が経験したトラウマを他の人達と共有するためだという。
「自分自身の恥を捨てることで、同じ境遇にいる人の役に立てればと思っている。それが私のゴールなのよ。」
画像2~4枚目は『Linda Evangelista 2020年10月6日付Instagram「To finally have the opportunity to tell our story in collaboration with the brilliant team at Imagine」、2022年2月16日付Instagram「I’m not done telling my story」』『People Magazine 2022年2月16日付Instagram「Once one of the most photographed people in the world」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)