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writer : yukke

【海外発!Breaking News】掃除せずにはいられない強迫性障害の15歳少年 洗車業でセレブご用達の人気ビジネスに!(英)

障害に向き合う前向きな姿勢には多くの人が驚きと感動を覚えた。地元のパブ「Coal and Cotton Gin Bar」のオーナー、ジェイソンさん(Jason)もそのうちの1人で「ジカイア君の仕事ぶりに本当に感銘を受けた」と家族に連絡をくれたという。

ジェイソンさんはさらに「週末に店の外にあるキャノピーテント(設置型の日よけテント)で洗車の仕事をしてみてはどうか」とジカイア君に提案し、洗車のための場所を提供してくれたそうだ。

小さなキャノピーテントでのスタートから2年、15歳になったジカイア君は現在、SNSやホームページを開設し、洗車ビジネス「Dirt2Clean Manchester」を運営している。

その顧客の中には、英サッカーチーム「マンチェスター・ユナイテッドFC」でディフェンダーとして活躍したガリー・ネヴィル元選手(Gary Neville) や現役MFのスコット・マクトミネイ選手(Scott McTominay)、恋愛リアリティ番組『ラブ・アイランド(Love Island)』から誕生したカップルでインフルエンサーのモリーメイ・ヘイグ(Molly-Mae Hague)とトミー・フューリー(Tommy Fury)など多数のセレブも名を連ねている。

このジカイア君の目覚ましい活躍を振り返り、ジョーさんはビジネス成功までの経緯をこのように明かした。

「息子は今、『ラブ・アイランド』の人気者たちの車掃除をしています。」
「すべてソーシャルメディアのおかげです。」
「高性能の車を持つ人たちがこぞって息子のところにやって来ますが、息子はどんな車でも洗います。」
「息子はいかなる講習も受けたことがなく、全て独学でやっています。InstagramやYouTubeなどで洗車の過程を見て学んでいました。チラシなんかも、自分で作っているんですよ。」
「たくさんの若い人たちから『どうやって(ジカイア君は)洗車を始めたの?』と聞かれますが、息子の答えはいつも『バケツとスポンジからさ』です。」
「息子がバケツとスポンジの使い方をマスターするまでには、1年かかりました。」

依頼を受けて、完璧に車を洗車し磨き上げるジカイア君(画像は『Joann Ditchett 2021年4月6日付Facebook「“Do it with passion or not at all”」』のスクリーンショット)

ジカイア君の洗車ビジネス「Dirt2Clean Manchester」では、冬場や野外での洗車は10ポンド(約1530円)、簡易洗車の“mini valets”が20ポンド(約3070円)、車の内外まで完璧に綺麗にする“king valets”が50ポンド(約7670円)と顧客の要望に合わせたコースを用意しているという。

画像は『Joann Ditchett 2020年5月5日付Facebook「When folk say he’s only a kid washing cars?」、2021年4月6日付Facebook「“Do it with passion or not at all”」、2020年12月12日付Facebook「Here we have a HAPPY returning customer」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)

スコット・マクトミネイ選手のサッカーシューズを手にして笑顔を見せるジカイア君(画像は『Joann Ditchett 2020年12月12日付Facebook「Here we have a HAPPY returning customer」』のスクリーンショット)

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