イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】ニック・ジョナスの妻、回顧録でインドから渡米した頃の人種差別やいじめを告白

多感な12歳~15歳の時期を当時親戚が暮らしていたニューヨーク州、インディアナ州などで過ごした。周りはほぼ白人のみという環境のなか、15歳のプリヤンカーはマサチューセッツ州の高校で壮絶な人種差別といじめを体験。その褐色の肌色から白人の女子生徒達に「ブラウニー」とあだ名を付けられたり、通りすがりに廊下で

「自分の国に帰れ!」
「アメリカに来た時に乗ってたのと同じ象にまた乗れば」

などと心無い言葉の数々をぶつけられる毎日が続いたという。学校に相談しても状況が改善されることはなかったそうで、すっかり心が折れてしまったプリヤンカーはやがて故郷インドへと帰っていった。そんなアメリカでの辛い経験が及ぼした影響を、プリヤンカーは『People』誌のインタビューで次のように語っている。

「ひどい個人攻撃だと感じた。私は次第に心の奥深い部分を蝕まれていったわ。」
「私は引きこもってしまったの。『私のことを見ないで。人目につきたくない』ってね。」
「自信ってものもすっかり剥ぎ取られてしまった。自分は自信に溢れた人間だと思っていたのに、あの頃の私は自分の居場所や自分っていう存在そのものに確信が持てなかった。」

しかし故郷に戻ってからは、両親や学校のサポートのもと次第に明るさを取り戻していったプリヤンカー。課外活動を通じてステージに立つようになった彼女は、そこで演じることの楽しさを知る。気の合う仲間達との出会いや、ティーンエイジャーならではの生き生きとした日々を通じて再び自信が持てるようになったプリヤンカーは、のちに18歳で「ミス・インディア」そして「ミス・ワールド」の栄冠を手に入れている。

その後は女優として、ボリウッド(ムンバイを中心とする、インド映画産業の俗称)、ハリウッドの両方で活躍を続けるプリヤンカー。昨年の「高額報酬ボリウッド女優ランキング」では6位にランクインする快挙を達成したほか、最近はプロデューサーとしてもその才能を発揮している。

十代で壮絶な人種差別といじめを経験したプリヤンカーは「不安な気持ちは、信頼する人に話すことで薄れるもの」と自らの体験を明かし、

「人はつい誘われるように、悲しみに浸ってしまいがちなもの。(そうしてずっと暗闇の中に居続けると)光が眩しいと感じてしまうけど、その光を見つめて、目を細めながらでも、しっかり受け止めること。たとえ眩しすぎたとしてもね。光は私達に生きる意味や喜びを与えてくれるものだから。」

とアドバイスを送っている。

自身のこれまでの人生を振り返った回顧録『Unfinished』は来月9日に出版予定で、バーチャルで行われるブックツアーでは最愛の夫ニック・ジョナスも登場する予定だ。

画像は『Priyanka Chopra Jonas 2020年12月13日付Instagram「Blue jean baby」、2021年1月19日付Instagram「It’s a dream and truly humbling to announce the first four dates of the virtual book tour for my memoir, #Unfinished, available around the world February 9th!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

バーチャル・ブックツアーには夫ニック・ジョナスも登場予定(画像は『Priyanka Chopra Jonas 2021年1月19日付Instagram「It’s a dream and truly humbling to announce the first four dates of the virtual book tour for my memoir, #Unfinished, available around the world February 9th!」』のスクリーンショット)

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