AKBグループの代名詞と言えば“握手会”である。所属アイドルと直接交流できる握手会はその距離の近さゆえしばしば事件が起こることもあったが、遠い存在だったアイドルに“会いに行ける”イベントとして人気を博していた。しかし昨今のコロナ禍でその機会が奪われることに。その寂しさをファン以上に感じていたのは、“握手会の女王”とまで呼ばれたSKE48の須田亜香里だ。自身の代名詞が奪われてしまったことで自分自身の価値に疑問を持つようになってしまったという須田を救ったのは、ファンの温かい言葉だったという。
須田亜香里がAKB48の姉妹グループ・SKE48に加入したのは2009年11月。あれから11年経ち、先月末に29歳になったタイミングで行われたイベント「現地でトーク会」に参加した様子を自身のInstagramに投稿している。
「現地でトーク会」は当初予定されていた個別握手会の振替として開催されたイベントで、コロナ感染対策のため握手の代わりに対面式のトークを行うものだ。これまでと異なりアイドルが待つレーンでは一定の距離を開ける必要があり、間には飛沫防止シートを挟んでの会話となる。そのためこれまで握手会でファンの心をがっちり掴んできた須田にとって不安が大きかったようで、「握手がない私なんて価値がない」という気持ちを抱えたまま当日を迎えていたという。
それでもいざイベントが始まると須田のところには多くのファンが集まり、中には2時間待ちで会ってくれたファンもいたそうだ。これに須田は、