イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-mie

【イタすぎるセレブ達】ミシェル・オバマ夫人、ファーストレディ時代の人種差別経験を語る「誰も私の目を見てくれなかった」

差別的な見方がなくなるわけではなかったといい、実際に経験した出来事を回顧した。それはオバマ家の2人娘、サーシャさんとマリアさんが幼かった頃、同じくアフリカ系であるペンバートン氏と娘達を連れてサッカーの試合後のアイスクリーム店に並んだ時のことであった。

「これはまだ私がファーストレディだった頃、一般人として振る舞いたかったから護衛には後ろにいるよう指示していたの。そこで列に並んでいた時に気づいたのが、やっぱり白人達は私のことを見ていないの。見ようともしなかったわ。」
「だからそうね、ただのサッカーユニフォームを着た2人の黒人の娘と2人の黒人の大人がそこにいるってところかしら。そこで1人の白人女性が私達の前に横入りして、まるで私達が見えていなかったように注文し始めたの。私は彼女に近づいて『ちょっと失礼。あなたは横入りしてきたけど、ここに4人立っていることが見えていないの?』と注意したわ。でも彼女は謝罪をしなかった。それどころか一度も私の目を見ることはなかった。彼女は私のことをファーストレディと認識しておらず、彼女にとって私達はただの黒人、または見えてすらいなかったのかもしれない。」

米国に長年はびこる人種差別問題は、今年6月に起きた白人警官からの黒人暴行殺害事件から黒人差別問題を見直す抗議運動「BLACK LIVES MATTER」が盛んとなった。米国史上初の黒人として大統領に就任したバラク・オバマ氏と大統領を支えるミシェル夫人は、差別問題が根強く残るアメリカでは“異端”としても捉えられてきたのだ。

画像は『Barack Obama 2020年5月11日付Instagram「Even if you can’t give the moms in your life a hug today, I hope you can give them an extra thank you today.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MIE)

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