海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】ビーチ上空を飛ぶ鳥、鉤爪で掴んでいるのはサメ?(米)<動画あり>

「ホホジロザメに違いない。」
「サメだったらいいけどね。サメじゃないね。」
「ブルーフィッシュ(アミキリ)だよ。」
「尾びれの形がVの字だから、これはサバ(mackerel)だと思う。」
「いや、このビデオがフェイクなんだよ。きっとロボットだね。」

とフェイク説まで飛び出し、SNSは大いに盛り上がったのであった。

しかしこれらの推測には専門家が黙っておらず、『Tracking Sharks』は4日、「鳥と魚の正体が判明!」と投稿し、次のような説明を添えた。

「米マサチューセッツ州のサメ研究家ジョン・チザムさん(John Chisholm)により、この鳥は“ミサゴ (Osprey)”で、魚はサメではなく“スパニッシュ・マカレル(Spanish mackerel)”だということが確認されました。」

そして地元サウスカロライナ州のテレビ局『WPDE』のチーフ気象学者であるエド・ピョトロフスキさん(Ed Piotrowski)もFacebookに動画をシェアし、「鳥はミサゴで、魚はスパニッシュ・マカレルである」と明かした。スパニッシュ・マカレルとはサワラのことで、マグロに近く非常に美味という。

これに対し、アウトドアコラムニストのエド・キラーさん(Ed Killer)は「魚は“カライワシ目(Ladyfish)”ではないか?」とリツイートしており、意見が分かれた。『CBS News』によると、ミサゴ、スパニッシュ・マカレル、カライワシ目の3種ともマートルビーチ一帯でよく見られるとのことだ。

なおミサゴはタカ目の猛禽類の一種で、英語では“オスプレイ”と呼ばれる。オスプレイは軍用機で有名だが、魚を捕るために急降下するスピードは130キロとも言われ、フック状の鉤爪でがっちりと獲物を掴むそうだ。

画像は『Ed Piotrowski WPDE 2020年6月27日付Facebook「Ashley White from Erwin, TN took this video from her hotel balcony in Myrtle Beach of an osprey with a large spanish mackerel in its talons!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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