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writer : ac

【海外発!Breaking News】200万匹に1匹 青いロブスターが水揚げされる(アイルランド)

殻に含まれるアスタキサンチンと色素タンパクであるクラスタシアニンが結合し、目立たない茶色や灰色をしている。『The Irish Post』によると、青いロブスターは遺伝子の突然変異によって誕生し、クラスタシアニンが過剰生成されるため青くなるのだという。

ナイルさんは「保護当局からの勧めで、ベティー・ブルーは25日に海に戻すことになっています。その際には尾ひれにV型の切り込み(V-notch)を入れるつもりです」と明かしている。

V型の切り込みが入ったロブスターを獲ると罰金が科せられるそうで、漁師は通常、ロブスターの数が減り過ぎないように抱卵したメスのロブスターが水揚げされると尾ひれにV型の切り込みを入れて海に戻す。こうして選ばれたロブスターは、脱皮で切り込みが無くなるまでの約2年間は保護されるのだ。つまりベティー・ブルーもしばらくは安泰というわけだ。

なお世界では毎年、約2億匹のロブスターが捕獲されているそうだ。青いロブスターは200万匹に1匹の確率で出現する言われることから、世界では年間100匹が水揚げされていることになる。

ちなみに今月初めには、米メイン州の海岸沖で左右の色が違うロブスターが捕獲されていた。5000万匹に1匹という超レアもので、年間2億匹の水揚げとするとわずか4匹しか捕獲できないことになる。

画像は『The Irish Post 2019年9月20日付「Extremely rare BLUE lobster caught off Wicklow coast」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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