その後の病床ではずっとキャリーの曲を聴いて過ごしていた。「妻は死ぬ前に私に『ずっとキャリーの曲を聴き続けてね。彼女の曲は人生のあらゆる場面であなたをきっと助けてくれるから』と言った。今では妻のキャシーとキャリーが私にとって最も大切な女性だね」と話すローレンスさん。キャリーのパワフルな歌唱力や歌詞は確かに人を励ますものがある。彼もキャリーの曲を聴きながら、愛妻を亡くした悲しみや寂しさから少しずつでも立ち直っていた。
そんななかでローレンスさんは今年、シボレー・シルバラードの新車を買った。車のフィルムラッピングを行う業者に持ち込んだが提案されたデザインがどうも好きになれず、最終的にはグラフィックデザイナーをしている息子の力を借りた。完璧なものを目指す一心でやり直しは4回。作業には10日間かかり、費用は2,000ドルにもなったがローレンスさんは大満足。この車をすごく気に入った人物から「175,000ドル(約1,961万円)で譲ってほしい」と声をかけられたこともあるそうだ。
ちなみに車内でラジオは禁止。聴いていいのはキャリー・アンダーウッドの曲だけで、特にお気に入りなのは『チャーチ・ベルズ(Church Bells)』という。今の彼には次なる夢がある。
「キャリーにこの車を見てもらいたいね。そしてボンネットにサインしてもらうんだ。これで初めてコンプリートって言えるかな。」
画像は『GeezusManForReal 2017年11月28日付Reddit「Carrie Underwood tribute truck in my town. Life in Kansas, man.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)