『washingtonpost.com』などが伝えているところによれば、自身の息子を殺したとして逮捕・起訴されていたのはエジプト・ロビンソン(28)。エジプトは2015年12月26日、パナマシティの自宅で息子の腹部を刺し、コンクリート片を喉の中に押しこんで殺し、遺体をスーツケースの中に詰めると自宅の裏手の沼地に遺棄した疑いがもたれている。
裁判所に提出された宣誓供述書によれば、通報者は自宅をシェアしていた男性であった。犯行当日の夜遅くに帰宅したところエジプトから「息子が行方不明」と聞かされたが、彼女の体に血が付いていたこと、沼地をじっと見つめていること、そして3日後に彼女が突然町を去ってしまったことに良からぬ疑惑を抱いた。沼地に出かけてみると男児が着ていた衣服、靴、おむつの入ったビニール袋、そして遺体の詰まったスーツケースを発見したという。
わが子を殺害した動機について厳しい取り調べが行われていた中、検察側は先月、女性殺害事件を起こしてエジプトより先にベイ郡拘置所に身柄を拘束されていた、ティファニー・パウエルという女の受刑者から興味深い情報を得たもようだ。ティファニーと同じ監房で過ごす中、エジプトは涙ひとつこぼすことなくこう打ち明けたという。
「私は自分の息子を殺したの。あの子はヒトラーと誕生日が一緒で、“殺してやるぞ”が口癖だった。きっとヒトラーの魂が宿っているのよ。死んで当然だと思ったから殺したわ。」
さらにティファニーはエジプトという人物について、「彼女は病気、完全に病気です。ナイフを手にすると自制心がなくなり、“血の儀式”を行うべく強い欲求と衝動にかられるというのです」と話したという。エジプトの次の出廷は2月に予定されている。現在フロリダ州では州法7101号(House Bill 7101)により、12人の陪審員のうち少なくとも10人が執行を求めなければ死刑は適用されない。しかし、このエジプト被告には死刑が下るのではないかと世間も注目しているようだ。
出典:http://www.ndtv.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)