ナイジェリアの警察が、このほどある家庭に起きた“近親相姦”と“親族殺人”という2つの悲劇的事件について明らかにした。同国のメディア『dailypost.ng』ほかが伝えている。
事件はナイジェリアの首都アブジャの郊外に位置するタシャ・グワグワという村のある家庭で起きた。34歳の父ソロモン(それ以上の情報は明らかにされず)が仕事から帰宅したところ妻が留守で、ヴィクターという11歳の息子が自分たちの寝室のベッドで8歳の妹にみだらな行為をしている様子を目撃。怒り心頭に発して棒で激しく叩くなどしたのだ。
父親による暴力で痙攣すら見せた翌朝、ヴィクター少年は意識を失った。息子の容体に異変があった時、父親は不在。そのため隣人が「Gwarinpa General Hospital」に少年を連れていき、そこで死亡が確認された。体内で激しい内出血が起こっていることから、事件性を疑った医師が警察に通報した次第である。
ナイジェリア連邦首都地区(Federal Capital Territory:FCT)の警察に身柄を拘束されたソロモンは今、息子に対する激しい怒りを抑えきれなかった自分自身をひどく悔いている。事情聴取においては「医師から電話で息子の死を告げられた際はただ泣くしかなかった。息子の不道徳さを正す必要があるため厳しく叱ったが、殺すつもりは決してなかった」と話したという。
出典:http://dailypost.ng
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)