保護者の留守中、ベビーシッターとして11歳少年の世話を引き受けていた当時20歳の女が、少年と性的行為におよんで逮捕・起訴されていた。このほどその裁判が結審したが…。
ロンドンの西に位置する英スウィンドンで昨年11月、13歳未満の者に対する性的暴行があったとして逮捕・起訴されたジェイド・ハット(21)。その裁判がこのほどスウィンドン刑事裁判所にて結審したが、ベビーシッターとして雇われた家庭の11歳の少年とセックスしたことを認めていたハットには、実刑判決の予想に反して執行猶予がつき、裁判の意外な展開にも波紋が広がっている。
かつては短期間、性的な関係にあったものの友人としてつきあっていたというハットと少年の父親。6~7回にわたりハットはベビーシッターの役を彼から引き受け、うち1度だけ少年を誘惑。くつろいでいる少年の上にまたがり、自ら衣服を脱いで関係を持った。行為は45秒ほどで終了し、きまり悪そうにしていた少年に「良かったわよ」と褒めたところ、「僕はぜんぜん良くなかった。こんなことをしてはいけないよ」と返事したという。
ここまでは完全にハットが劣勢であったが、法廷の雰囲気をがらっと変えたのは少年の父親の言葉であった。彼は自分の11歳の息子を「体も大きく早熟でセックスに強い関心を抱いていた。ハットさんには15歳だなどと偽っていたと思います。息子はその体験をきっかけに、ついにオトナの男になったとばかりの満足そうな表情を浮かべており、特に悪い影響などは出ていません」としてハットを擁護したのだ。
そんなハットに対し、懲役6か月執行猶予2年の判決を言い渡したティム・ムースリー判事。主文では「少年には年齢以上の性的早熟さがあり、ハットには年齢相応の分別が欠けていた。こうして両者の間にあるはずの年齢的ギャップがなくなったのでしょう」などと述べている。ただしハットはこの先7年間、性犯罪者としての登録がなされるという。
イギリスでは昨年春、16歳の時に8歳の男児と50回以上も性的関係を繰り返していたローレン・モリスという一児の母親(21)が、実刑判決を受けて投獄された。また米国では今年6月、他界した娘のボーイフレンドであった14歳の少年と性的関係に陥った32歳母親が逮捕され、7月にはオーストラリアで娘の友達である12歳少年と5か月にわたり関係を持ち、出産までした40歳の母親に6年の実刑判決が下っていた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)