海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】レイプ犯の男 被害女性に絵文字入りメッセージを送る 「良いことに目を向けるようにして」(英)

ライアン・ファルコナー被告(24歳)は、数年来友人関係を続けていた21歳の女性と、WhatsAppというアプリを使って頻繁にチャットをしていた。被告には恋愛関係にある別の女性がおり、幼い子供までいた。

しかし当時20歳だったその友人女性に、ファルコナー被告は裸の画像を送るように頼んだり、性的関係を強要するようなメッセージを送っていたという。

女性は被告に恋愛感情がなく、あくまでも友人としてみていたために適当にはぐらかしていたが、2015年5月16日に女性が両親と共に住む家に被告を招待したことで事態が急変した。

ファルコナー被告は女性の部屋で彼女にのしかかり、女性が「No」と言っているにもかかわらず行為に及んだ。その後、被告に去るように告げた女性は、Googleで「レイプされたと思う」と検索していることが法廷で明らかにされた。

女性はファルコナー被告にWhatsAppから「私がどれほど気分を害しているかあなたにはわからないでしょう」とメッセージを送ったところ、被告から「僕も同じだよ。すまなかった。友情関係を壊したくはなかったんだけど」と絵文字付きの返信がきたという。

さらに女性が「止めてって言ったのにあなたはしたじゃないの」とメッセージを送ると、「ごめん。悪いと思ってるよ」とまた絵文字付きの返信が届いた。そして驚くべきことにファルコナー被告は「周りの良いことに目を向けるようにして」と、レイプしたという自覚がまるでないようなメッセージ女性に送ったのだ。女性は「良いことに目を向けろですって? 私、あなたにレイプされたのよ」と返信しているが、このメッセージは法廷で証拠として持ち込まれた。

ファルコナー被告はレイプを否定し、「同意の上の行為だった」と主張している。しかし女性は「ただ硬直してしまい、助けを求めるために叫び声をあげることができなかった。親にレイプされたことを知られたくなかった」と法廷で述べている。

レイプ事件の裁判は、被害者にとってトラウマでしかならない。一日も早く忘れてしまいたい出来事であろうが、裁判で幾度も思い出さなければいけないという苦悩は深く、傍聴者の視線や検事、裁判官の無神経な質問にも耐えなければならない。だからこそ被害を受けても、被害者が泣き寝入りしてしまうケースが絶えないのだろう。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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