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writer : ac

【海外発!Breaking News】ボタン電池誤飲で食道に穴、1歳女児死亡で「危険性を知って」と母(米)

停滞した部分に穴が開いていた。リースちゃんは手術数日後に一度帰宅したものの、再び容体が悪化して入院を強いられた。

こうしてCTスキャンを行った結果、リースちゃんは食道と気管に穴が開き、瘻孔(ろうこう)という通り道ができていることが判明した。もともとは食べ物と空気の通り道という全く違う働きをするものが繋がってしまったため、リースちゃんには胃ろうチューブが付けられ、薬で眠らされると人工呼吸器に繋がれた。

入院中のリースちゃん(画像は『Pray for Reese Hamsmith 2021年2月17日付Facebook「We have opened a Instagram for ReRe.」』のスクリーンショット)

トリスタさんはその後のリースちゃんの様子について、次のように述べた。

「今思い返せば、栄養を摂るためのチューブが取り付けられた朝を最後に、リースはリースらしさを失ってしまったのです。」

「12月に入ると、瘻孔を治療する手術が行われ、しばらくすると人工呼吸器を取り外して様子を見ることになりました。私たちは退院を心待ちにしていましたが、リースは私が席を外した2~3分の間に急変し、心停止状態に陥ったのです。部屋に戻った私は、医師に囲まれるリースを見てショックで震えが止まりませんでした。ただこの時は、8~10分の処置でなんとか持ち直しました。」

「人工呼吸器を外すことは難しく、リースはその後、楽に呼吸できるようにと気管切開手術を受けました。しかし3日後に再び心停止を起こし、医師らは心肺蘇生法などを30~40分ほど行いましたが、リースが目を覚ますことはありませんでした。昨年12月17日のことでした。」

元気だった頃のリースちゃん(画像は『Pray for Reese Hamsmith 2020年11月15日付Facebook』のスクリーンショット)

なおトリスタさんはリースちゃんの死後、非営利団体「Reese’s Purpose」を立ち上げ、次のようなメッセージを発信し活動している。

「ボタン電池で子供たちが亡くなっています。子供たちを守るためにも、企業にはより安全な製品を作るよう努力してもらいたいのです。そしてより多くの人にリースのことを知ってもらい、ボタン電池がいかに危険であるか知って欲しいと思います。」

画像は『Pray for Reese Hamsmith 2020年11月14日付Facebook、2020年11月15日付Facebook、2021年2月17日付Facebook「We have opened a Instagram for ReRe.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

リースちゃんと家族(画像は『Pray for Reese Hamsmith 2020年11月15日付Facebook』のスクリーンショット)

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