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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】「発がん性」指摘で揺れるコーヒー アクリルアミドは焙煎度を知るだけでも違う!

仮にGoサインが出たのに表示を怠った場合、事業主は非常に厳しい状況に追い込まれると考えられる。なぜならカリフォルニア州には、人々の健康を害する物質についての情報があればそれを明らかにし、注意喚起を怠ってはならないと定められた「プロポジション65」なる州法がある。これを守らないまま健康被害が出て訴訟が起きた場合、高額な損害賠償を求められても文句を言えないようになっているのだ。

浅煎り(黄色に近く酸味が強い)から深煎り(黒に近く苦味が強い)まで、コーヒー豆は焙煎(ロースト)により酸味、甘味、苦味などが出る。カフェイン含有量とは関係がない。焙煎にはいくつもの段階があり、深ければ深いほどアクリルアミドの含有量は増えることになる。できればその量が少ないコーヒーを飲みたい、そう考える方はこんなことを気に留めるだけでも気持ちが違ってくるかもしれない。

最も深煎りなのは「イタリアンロースト」、続いて「フレンチロースト」と呼ばれる焙煎で、“ヨーロピアンブレンド”として販売されているコーヒーも深煎りを意味することが多い。またスターバックスでは、豆の外見から「ブロンドロースト」、「ミディアムロースト」、「ダークロースト」と分類している。簡単に言って豆の色が黒くなるにつれて焙煎度が深まるが、購入時に店員さんに尋ねれば確実であろう。なお、酸味をあまり感じさせず苦味と香ばしい香りが生まれる深煎りはウィンナーコーヒー、エスプレッソ、アイスコーヒー、カフェオレなどに多用されている。これからの季節、アイスコーヒーをよく飲むという方はこの深煎りコーヒーを飲んでいることになるようだ。

画像は『Live Science 2018年1月31日付「Does Coffee Contain a Carcinogen? Here’s What the Science Says」(Credit: Shutterstock)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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