陰部を露出しようとするなど数々の“不愉快な行為”に及んだという。「トカゲのように身をくねらせながら、逃げるしかなかった」とユマは忌まわしい記憶をたどる。
そして翌日、お詫びとして黄色いバラの花束が届くとともに、彼の事務所から次のプロジェクトのオファーがあったそうだ。しかしユマは、ワインスタインに「他の誰かに同じ行為をしようものなら、あなたはキャリアも名声も家族も失うことになる」と詰め寄るも、逆に「おまえの女優としてのキャリアを潰してやる」と脅されたという。
ちなみにユマはロンドンでのこの出来事を、映画監督のクエンティン・タランティーノにも相談している。しかし彼はユマの助けになるどころか、ワインスタインを擁護する側に回ったのだ。ちなみに最近になってタランティーノ監督は、ワインスタインの数々のセクハラ行為を知っていながら黙っていたことを認め、後悔の念を吐露していた。
関係者は後に、ワインスタインがユマに言い寄り口説こうとした事実を認めたが、暴行を働いたことは否認している。アシュレイ・ジャッドやグウィネス・パルトロウら60名以上の被害者女性たちに告発されたワインスタインだが、これらも全面的に否認しているようだ。
権力をふりかざし、弱い立場の女性を次々と食い物にしてきたワインスタイン。彼が映画界から追放され法的制裁を受けたところで、25年近く暗い闇を抱えてきたユマの心の傷は、簡単に癒えるものではないだろう。
画像は『Uma Thurman 2017年4月28日付Instagram「Had so much fun in Miami this week shooting @fitflop ‘for superwomen’ campaign」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)