人気映画監督クエンティン・タランティーノが、“映画プロデューサー”ハーヴェイ・ワインスタインが密かに行ってきたセクハラ行為に言及。実はもう何十年も彼の蛮行について「知っていた」と明かした。
ハリウッドで成功したい。そんな若き女優達や映画関係者に手を出し、数名の女優には示談金を渡し「何もなかったことにしてきた」とされるハーヴェイ・ワインスタイン。そんな彼と仕事をしたことがあるクエンティン・タランティーノ監督が『The New York Times』の取材に応じ、「知っていた」とコメント。さらにこう続けた。
「単なる噂以上のことがあったことも知っているさ。人づてに聞いた話じゃない。彼がそういうことを二度ほどやったっていう話は知っていたよ。」
しかしそれを伏せていたことを、今のタランティーノ監督は非常に後悔しているという。
「自分が聞いて知っていたことについて、責任ある行動をとっておけばよかった。」
ちなみにタランティーノ監督は、元恋人で女優のミラ・ソルヴィノがワインスタインによるセクハラ被害を受けたことも知っていたのだそう。また同じく女優ローズ・マッゴーワンが「セクハラ行為を受け示談を成立させた」という話も聞いていたそうだ。
「ショックだし驚いた。」
「そこまでオープンにやる男だなんて。マジかって気分だった。当時、特にミラに熱をあげているんだと思っていたんだ。ワインスタインはミラにのぼせ上がっていたから。そして酷いやり方で一線を越えたんだ。」