ミラマックスの設立者として知られ、数々の大ヒット映画を手掛けた超大物映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン。そんな彼にセクシャルハラスメントを受けた女優達が次々と名乗りを上げるなか、悪質極まりない彼の蛮行を知ってしばらく経つというジェーン・フォンダは「黙っていたことを恥じているわ」と反省しきりだ。そんな中、かつてインターンとして彼のもとで働いた女性が当時を回顧。生々しいワインスタインのセクハラ行為を赤裸々に告白した。
異常な性欲が暴露され、自身の名を持つ会社からも解雇されたハーヴェイ・ワインスタイン。彼のセクハラ行為は映画プロデューサーとして活動を始めた頃、つまり映画『バーニング』を手掛けていた頃から始まっていたらしく、当時インターンとして働いていたポーラさん(Paula Wachowiak、62)は、『The Buffalo News』の取材に応じ、“ある日起きた衝撃的な出来事”をこう振り返った。
ポーラさんによると、まだ20代だった頃にワインスタインから「映画セットで働いてくれ」と仕事をオファーされ働き始めた。そんなある日、彼女に対し会社の会計検査官が大量の小切手を渡し「ホテルに行って、ワインスタインさんにサインをしてもらってきてくれ」と指示した。これに素直に応じたポーラさんは、ワインスタインが滞在していたホテルに向かったという。
「そうなんです。でも部屋に行くと彼はタオルを腰に巻き(それが落ちないよう)手で押さえていたんです。」
ワインスタインは、ポーラさんから小切手入りのフォルダーを受け取ろうと手を離しタオルは床に。その後ベッドに座ったワインスタインは、サインをしながら「どうしてこれに金を払うんだ?」などとポーラさんに質問したという。またサインし終えると、ワインスタインは「肩が痛い。マッサージしてくれ」と図々しくもリクエストしたとのこと。ポーラさんは「私の仕事ではありません」と拒否したが、「この映画プロジェクトへの参加は君にとって素晴らしいものなのに」とワインスタインは執拗に彼女に迫ったという。それでも首を縦に振らぬポーラさんに根負けしワインスタインは諦めたというが、彼はよほど自信があったのか、こう言い放ったそうだ。
「君のインターンシップの期間だが、俺の裸を見られたことが目玉になったか。」